絶対に乗車したくない!
いやだ!絶対に、絶対に乗車したくない、してはいけない京都行き列車、ゆかり
マインドフルネスに目覚めた運び屋(過去は殺し屋かな)の天道虫の今回のミッションは京都行き列車にのりブリーフケースを持ち出す「だけ」だった
が、どいつも、こいつも、おまけに異国風新幹線ゆかりも狂っており、誰が誰をはめているのかもわからず、天道虫に次から次への災難が降りかかる
過去のそれぞれの因果関係の話を差し込みながら、全てを仕組んだ「ホワイト・デス」に静粛されるまでの時間は一刻と迫っている
どのキャラも狂ってるけどかっこいい
まあ、殺し屋が殺し屋を交わし合いながら、話が進むので、かなりグロいので、苦手な人は要注意
ブラピのレディ・バグ = 天道虫は、一度、人生から投げ出された感があって、間抜けな魅力たっぷりで、このキャラだけは、きっとあんまり傷付かず気に残って欲しいと思いつつ、間一髪の災難回避に息を呑む
殺し屋コンビのオレンジとレモンは双子だけど、双子じゃない
レモンは人生というものを機関車トーマスから学んだらしく、そのうんちくがかわいい
最後の最後まで活躍する影の主役
木村親子の息子の事件の設定は、正直かなり意味不明なのだけど、老人の素性と共に、一代復習時代ものに物語は急転直下
いや、刀持って新幹線乗車無理っしょ
でも、さすが、ハリウッドの真田!かっこいい
かっこいい度だと、真田演じる老人、レモン、天道虫って順番かしら
木村息子は最後の父との共闘まで、なかなか鈍臭いのだが
結局、全員殺し屋、裏社会、サイコパス殺人鬼、中二病知能犯兼殺人鬼とまあ、最悪、サイテーの奴らしか登場しないわけで
絶対に乗車してはいけない列車ということだけは明白です
日本という架空の国
日本であって日本でない
列車も駅も、列車の乗客も(途中で殺し屋以外下車していなくなるが)、京都?の町も、日本というラベルがついたどこかの国
予算云々じゃなく、もう、別に、日本を再現する気なんて一切なしの振り切りっぷり
映画『ラスト・サムライ』とか映画『SAYURI』の違和感はなんとなく、日本を再現したい思いと空回りを感じてしまうのだが、そんなの一切ない
完全にどっかの近未来都市(おかしな)として描いてます
作品概要
出演:ブラッド・ピット、真田広之、サンドラ・ブロック、ブライアン・タイリー他
監督:デイビット・リーチ
公開日:2022/9/1
原作は伊坂幸太郎の「マリア・ビートル」ご購入は下記から
そして、最後にあの大物俳優もカメオ出演!